製造工程

製造工程

製造方式

弊社の主な加工方式は冷間塑性加工で、冷間圧延と冷間引抜があるほか、光輝熱処理があります。「冷間」は常温での作業を意味します。一方、「熱間」作業では、材料に熱を加えての加工になります。

常温での金属にある可塑性を利用して、弊社は数セットの特別なカセットローラーダイスを使って、金属の形状を変化させていきます。冷間伸線した丸線或いはワイヤーロッドを母材にして、その母材をロールに通して、圧延したり引抜したりすることによって、常温で材料を必要な形状や寸法に成形させます。

光輝熱処理についてですが、金属は冷間塑性加工してから、その中の金相結晶組織は変化して、材料が硬くなります(加工硬化という)。その状況は後の加工に不利です。その後の加工作業がうまくいくことと、材料自体の硬度を調整するため、熱処理を実施して、材料が元の組織に回復させる必要があります。光輝熱処理というのは熱処理を作業する際に真空の状態或いは保護ガスで材料を保護して、金属材料が加熱中での酸化或いは脱炭を防ぐことです。材料は酸化しないので、その後に酸洗工程の実施をする必要がなくなります。よって、弊社の製品は綺麗な表面が得られ、優れた表面粗度の表現に繋がり、一般的にRa 0.5μm/Rmax 5μm以下で維持しています。また、脱炭しないので、その後に焼き入れ・焼き戻しの工程を実施する必要があれば、材料は均一的な硬化能を維持することが可能です。

弊社の製造において、必要な形状の複雑さによって、何回かの冷間圧延と冷間引抜と光輝焼鈍の工程が結合されて、異形線材と棒材を徐々に成形させていきます。